ブドウの収穫時期
マスカットベリーAは、熟してくると、緑色からだんだん紫色になり、さらに熟すと黒くなってくるので、収穫時期の判断が簡単だが、同じ房でも黒くなった粒と、少し紫色が残っている粒とがまばらに存在するため、全ての粒が黒くなるまで待ってから収穫したほうがよさそう。
↑ カラフルな房が絵になるね。
それでも早く熟した房はないかと探してみると、高いところに数房、全ての粒が黒くなっているものがあった。
それらは袋がけできなかった房で、おそらく太陽光線に直接熱せられたため早く熟したみたいだ。
↑ 今年初の収穫 2019.8上旬
収穫してみたところ、出来栄えは昨年同様良好で、病気や腐りかけの粒もなく、マスカットベリーAの生育状況は今のところ安定しているといえるかも。
ロザリオビアンコ (欧州種)の失敗
実は、このマスカットベリーAを植える以前、ロザリオビアンコという欧州種のブドウを、全く同じ場所に植えていたんだけど、収穫できたのは最初の2年目までで、収穫も5房程度、果実は病気にかかりやすく、最後の2年間は花が全く咲かないのに枝葉のみがどんどん大きくなってしまい、諦めてしまったことがあるんだ。
一番の問題は、春の新芽がなかなか出ないことで、色々研究して、芽傷処理といって春先に新芽が出やすいようわざと傷をつける作業もやってみたんだけど結局だめだった。
それでもロザリオビアンコは高級なブドウだし、皮も食べれて味は最高だったので、未練がましく永田農法の鉢植えに挿し木してまだ生き残っているけど、今年も花は咲かなかった。
↑ロザリオビアンコ 初収穫 2012.9下旬
↑ロザリオビアンコ植えてから2年半後の様子 2013.8上旬
育てやすい丈夫なブドウ マスカットベリーA
そんなことがあって、次は素人でも育てやすい品種にしようと色々検討した結果、
ぶどう 苗木 【マスカットベリーA】 1年生 ウイルスフリー 接ぎ木 ポット苗 マスカット 葡萄 ぶどうの木 通販 果樹 苗 落葉樹 つる性植物
に決めたんだ。
ブドウはすぐに大きくなるので、苗を買うならこれくらい小さくても大丈夫だよ。
マスカットベリーAは染色体が2倍体同士の欧州種と米国種を掛け合わせた品種で、日本で開発されているので、日本の気候に適しており、病気や湿度にも強い。
粒の大きさは、ちょうどデラウエアと巨峰の中間ぐらいで、味は少し酸味があるも甘さは十分で、皮は食べれないけど皮の裏には、ポリフェノールたっぷりの紫色で、ブドウらしい濃厚な風味があり飽きがこない。
生食以外にワイン作りにも適している品種というのは、食べて納得、本当に家庭菜園にお勧めのブドウです。
↑ マスカットベリーAの一番大きな粒の大きさを測ってみた。 もっと摘粒したらこれより大きくなるかも
最近はマスカットベリーAを毎日食べているので、先日実家で食べた巨峰や、百貨店で買ったピオーネを食べてもどこか物足りない感じがしたな。
そして何故か疲れた時にマスカットベリーAを食べると、すぐエネルギーになって疲労が回復する感じがするよ。
余ったブドウの利用方法
マスカットベリーAの苗を植えてまだ3年目なのに、50房以上実っちゃいました。
食べきれないどうしよう。
収穫したブドウは、 冷蔵庫で保存すれば結構日持ちするけど、スペースに限りがあるし、保管しきれないブドウは、近所の人に配ったりすることになるんだけど、困ったことに種ありブドウは面倒くさがって食べない人も結構いるので少し気を遣うです。
そこで昨年、発酵ジュースを作ってみたところ、かなりの量のブドウを消費することができたので、今年は事前に容器を買い揃え準備万端で、ブドウが完熟するのを待ってました。
家庭菜園ブドウ栽培⑧に続きます。