木皿の修理
毎日ヨーグルトを食べるのに使う木の皿、コーティングがはがれ水分を含みやすくなったせいか、カビが生え黒くなっている。
自分しか使わないにしても、さすがにもう限界だろう。
買い替えも考えたけど、10年以上使っていて愛着があるので、修理することにしたよ。
まずは粗めの紙やすりで、黒い部分をガンガン削ってみる。
1時間ぐらいかけて削ったがまだ黒い部分が消えない。
相当深い部分までカビに侵されているようだ。
紙やすりを何枚か使って、そこそこ黒い部分がなくなった。
しかし、ここまでやったら内側全部のコーティングを削り取ってしまいたくなった。
おそらくその方が仕上がりがいい。
結局、完全にコーティングを削り落とすのに、丸一日近くを費やしてしまった。
より完璧を目指すため、以前購入したアクトリン(木材の汚れを落とす液体)を使ってみることにした。
少し水で薄めて、適当に液を塗ってみた。
数分後、カビが落ちてきたからだろうか、液が少し緑色になってきた。
次に水で洗い落して、乾燥させてみると、アクトリンを塗る前より、黒部分が目立っている。
これは木材に浸透した汚れが表層に浮いたためと思われる。
最後に、細かめの紙やすり(400番)で、黒い部分を削りとり、やっとニスが塗れる状態になった。
コーティングには、防水性が高い水性ウレタン塗料を使用することにしたよ。
つや消しか、つやありか迷ったが、塗りむらが目立ちにくそうな、つや消しを選んだ。
それにしてもニスってこんなに値段高かったっけ?
塗った直後
1度塗りで、乾燥させたところ。
ニスの色は白っぽいが、乾燥するとご覧のように透明になる。
室温が低く、水性塗料なので乾燥時間はかかるかなと思ったが、意外と早く乾燥し、2時間程度でやすりがけ出来るほどになった。
適宜紙やすりをかけながら、数回上塗りを繰り返し、結局6回ぐらい上塗りして完成。
少し厚塗りし過ぎた感はあるが、これで当分コーティングがはげることはないだろう。