ベランダ水耕栽培② 苗フローター 自作水耕栽培の紹介(エアレーション&自動ミスト散水)
ぼちぼち根っこが生えてきたかな。
ペットボトルに入れていたトマト苗を、よく観察してみると、土用の根とは明らかに違う、白い根が少し出ていた。
これだけ出てたら水耕栽培も本格的に可能だろうか?
しかし、最初に土の根を結構バッサリ切ってしまったためか、苗の元気があまり良くない。
しかもナスビに関しては水用の根がまだ生えていないようだ。
↑ 赤い矢印の部分が水耕栽培用のトマトの根 2019.5.11
とりあえず開始時期が遅れているので、見切り発車で、水耕栽培を開始することにしたよ。
いつものとおり、発泡スチロールに根っこがギリギリ通るぐらいの穴を開け、換気扇フィルターをカットして苗の根元に巻き付けて、穴に差し込み、苗フローターが完成だ。
↑苗フローター
20リットルのポリタンクをくりぬいた容器に、15リットル水道水を入れて、水耕栽培用液肥エコゲリラのA液B液をちょっと薄めの20ml(750倍希釈)ずつ入れた。
過去に、最初から規定の500倍希釈にして、水耕栽培を開始するとトマトの葉っぱがゼンマイのように、くるくる巻きになる症状が発生したことがあったので、ある年から薄め液肥で開始したところ問題なく栽培できたので、本格的に実が生りだすまでは液肥を薄めにすることにしているんだ。
すぐさま苗フローターを3本とも浮かべる。
ここで、さあ今年も頑張ってくれよと一息。
下の写真は、根っこに酸素を供給するためのエアーノズルと、タンク冷却のためのミスト散水ノズルだが、エアーノズルは、本来散水用で土に差し込んで使用する製品だが、土に差し込む部分は不要なのでカットし、エアー用として代用しているんだ。
これらはホームセンターで買えるタカギの水やりシステムのパーツだよ。
↑左 エアーノズル(タカギ ポットスプリンクラーやわらか用)
↑右 ミスト散水ノズル(タカギ ポットスプリンクラーシャワー用)
エアーノズルは、水槽内の水に縦方向の水流を作るために、ポリタンクの底面につくように固定する。
↑ エアーノズルを底に着くように固定
↑ エアーノズルを噴出中
次に不要になった綿のブランケットをカットして、ポリタンクに被せた。
このブランケットは、常にミスト散水で濡らしておいて、気化熱でポリタンクを冷やすためのものだよ。
真夏の炎天下で水耕栽培を行う場合、何らかの方法で水温上昇を抑える対策をしないと、酸欠になり根っこが腐ってしまうんだ。
さらに、水面に日差しが差し込こんで、藻がわかないように板でふさぎ、ミスト散水ノズルを、ベランダの手すりに設置した金具にセットして、セッティング完了。
↑左端がミストノズル 2019.5.11
下の写真は、自作エアー&ミスト散水ユニットで、エアーポンプ運転と、ミスト散水時刻を設定するための24時間タイマーと、ミストの噴霧時間を設定するためのタイマーで電気回路を組んだものを、ツールボックスに入れたものだよ。
コンセントを差し込んだらすぐ運転開始だ。
↑自作エアー&ミスト散水ユニット
↑エアーポンプ(100V,20W,0.07MPa,4.5L/min)
↑ミスト散水用電磁弁
エアーポンプが結構パワーがあり、バルコニーの床面に振動が伝わって音が発生するので、ツールボックスの下に、両面に防振ゴム貼り付けた木材を置いている。
ツールボックスの蓋は、ホースが入りきらなかったのでくり抜いてあるが、代わりに蓋の上から、騒音防止用兼ねたケイカル板と木枠でできた蓋を作ったよ。
↑騒音防止蓋をかぶせた。
最後に、雨よけと、さらなる騒音&振動防止用に木箱をかぶせてている。
これでほとんど音は聞こえなくなるけど、水槽のブクブク音のみは聞こえてくる。
ポンプの騒音防止を行うと、真夏は相当熱がこもるので、ポンプが故障しないか心配であるが、ポンプは業務用であり、間隔を空けて運転しているため、今のところ問題はないけど今後の課題だね。
↑ 騒音振動防止木箱
一週間後
うーん、やっぱり根っこをバッサリカットしたためか、いつもより出だしの元気がないかな。
特にナスビは直射日光に当たったせいか、葉がしおれてしまい葉をカットせざるを得なくなったので、すごく弱々しい。
↑2019.5.18
だけど水用の根っこは確実に伸びているし、ナスビの根っこも少しだけ出ているのが確認できたので大丈夫かな?