たま吉のベランダ水耕栽培では、ポリタンク水槽が直射日光にさらされ、水温が上昇してしまうため、気化熱効果を利用したミスト自動散水を行っているが、夜間は必要ないので水道コックを閉めている。
けれども時々朝にコックを開くのを忘れてしまいトマトにダメージを与えてしまうことがあった。
これを防止するため、明かりセンサー(EEスイッチという)を導入し、夜は自動でミスト散水用の電磁弁を作動させないことにしたよ。
明かりセンサーは下の写真のもので、値段は600円ぐらいで安いのだが、昔から存在する製品で信頼性は高い。
照明用部品 TOSHIBA(東芝ライテック) 防犯灯用自動点滅器 OS-1033
この明かりセンサーは夜に照明を点灯させるためのスイッチであるから、暗くなるとセンサーの中のスイッチが入る仕組みになっている。
しかし今、たま吉がやりたいのは昼間だけスイッチを入れて電磁弁を作動させたいのだ。
そのためにはリレーと呼ばれるものを使用し、暗くなると逆にスイッチが入る回路にしてやる必要がある。
リレーとは下記のようなもので、産業用に広く使用される機器である。
OMRON(オムロン)ミニパワーリレー品番:MY2 AC100/110
このリレーに100Vを加えるとリレーの中の接点が動き、開いていた接点は閉じ(a接点という)、閉じていた接点は開く(b接点という)仕組みになっている。
明かりセンサーのスイッチでリレーを作動させ、電磁弁をリレーのb接点につないで作動させる回路を組めば、暗くなるとb接点が開き電磁弁は作動せず、明るくなるとb接点が閉じ作動する。
たま吉は下記のように回路を設計してみたよ。
明かりセンサーの電気配線は不要になったパソコンの電源コードを利用することにした。
電線同士の接続は圧着端子を利用したよ。圧着端子の先端は不要なのでカット。
右側は圧着するための工具だよ。
圧着した後は、ビニル絶縁テープを必ず巻く。
さて、明かりセンサーの取り付けはどうしようかな。
雨が直接当たらないところで、明るい場所ならどこでもいいので、水耕栽培回路のコンセントを差し込んでいるケーブルに明かりセンサーを巻き付けて取り付けることにした。
明かりセンサーは防雨型なので多少の雨なら大丈夫でしょう。
電気回路とエアーポンプは最初はケースに入れていたが、放熱の効率よ良くするために現在は床に直置きにしている。
エアーポンプは防振ゴムを引いているけどね。
最後に、左側の木箱を被せれば、防音及び雨対策は問題ないね。