4月下旬
4月11日に栽培を開始した水耕栽培ミニトマトは順調に生育中。
↑2020.4月下旬
5月下旬
根がかなり伸びてきたので発砲スチロール水槽が手狭になってきた。
↑2020.5月上旬
いよいよ本番のポリタンク水槽に1本ずつ移しかえたよ。
成長すると葉が込み入ってくるのでこれくらいは間隔を開けとかないと。
布切れは自動散水で濡らして気化熱でポリタンクを冷やすためだよ。
エアリフトノズルは下の写真の様に根の間から突き出すようにセット。
5月末
トマトは まだ収穫できないけど、ぐんぐん育ってます。
↑2020.5月末
PH調整の重要性
6月初旬
少し先端の葉の付け根の色が黄色になってきたのが心配だ。
少し葉が少し上向き気味なので、肥料切れのサインが出ているようだ。
だけど肥料はたっぷりやっているんだけど何故かな?
↑2020.6月初旬
とりあえず養液のペーハーを調べてみると、ph7で中性になっているようだ。
水耕栽培トマトの最適ペーハーは ph6〜6.5の弱酸性と言われているので、ここで去年買ったphダウン剤を使ってみることにした。
このphダウン剤、昨年弱ったトマトに少しだけ使用したが、結局効果がよく分からなかったんだ。
しかし今回は説明書きのとおり培養液量の500分の1の量、つまり
15リットル/500=30ml を注入してみたよ。
そしてもう一度ペーハーを測ってみると、確かに少し酸性になっているような気がする。
気がするとしか言えないのは、ペーハー試験紙でのph測定は色でしか判別できないし、水に漬けたらすぐ(1秒ぐらい)で読み取らないと色がどんどん変化していくので、じっくりペーハーを読み取るのが難しいからなんだ。
だけどあえて数値で言うならph6.8ぐらいだろうか。
phダウン剤を注入したのは朝だったが、夕方帰ってくると明らかに葉先の様子が違う。
ピンと突っ張っていた葉先が、少し曲がって、緑色が濃くなって、なんとなく肥大している感じがする。
どうやらこのphダウン剤効いているようだ。
ここで水耕栽培におけるペーハー管理の重要性を強く感じたので、少し勉強してみた。
簡単にまとめると下記のようなものだ。
水耕栽培では、植物の成長が激しいとき、養液中のある特定の成分(主に硝酸態窒素、次にリン酸等)の吸収が激しくなるが、それらはマイナスイオンであるため、結果としてプラスイオンが多くなりアルカリ性になるらしい。
そこでプロの生産者は硝酸を入れて、ペーハーを調整しているのだそう。
しかしインターネットで検索しても、硝酸は個人には販売してないのだ。
それは硝酸は10%超で劇物指定されているからであろう。
しかたないので個人で水耕栽培をする場合は、リン酸塩成分の入った市販のphダウン剤を使用するしかなさそうだ。
ちなみにたま吉が使っているPHダウン剤はをエコゲリラから買ったものだが、現在はボトルのデザインが変更になっているようだ。
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6月中旬
エアーリフトとph調整とトマトトーンのおかげなのか、例年よりかなり立派なトマトの房が育っている。
なんと数えてみると一房に32個もトマトが成っていたよ。
↑ 2020.6月中旬
7月初旬
水耕栽培は今までで一番順調といってもいいような出来だ。
↑ 2020.7月初旬
せっかく沢山実ってきたトマト、強風で落下するのを防ぐため昨年と同じように防虫ネットを張ったよ。
↑2020.7月初旬
トマトトーンのせいかな、こんなへんてこりんなトマトができちゃったよ。
8月初旬
一通り収穫を終えたトマトは少しお疲れ気味。
自動ミスト散水を間違って停止してしまったり、エアーリフトノズルの吸い込み口に根っこが詰まっりするトラブルもあったりしたのでその影響かも。
↑2020.8月初旬 真中のサントリーシュガーミニ
先端の葉が塩を吹いたような状態になり元気がない。
毎年この時期なると成り疲れでこのような状態になりやすい。
↑2020.8月初旬 真中のサントリーシュガーミニ
↑2020.8月初旬 右端のサントリーシュガーミニ
3本のトマトの内、出だしが好調だったサントリー純あまが一番疲弊しているようだ。
このサントリー純あまは縦長のトマトだが、名前から想像するほどの甘さはなく、全く同じ条件で育てたサントリーシュガーミニの方が断然うまい。
来年からは縦長のトマトは買わないことにするよ。
↑2020.8月初旬 サントリー純あま
これだけ夏の気温が高くなるとトマトが弱るのはしかたないが、これ以上弱ると再起不能になってしまうので、寒冷紗をかけて日射を避け、少しトマトを休ませることにしたよ。
寒冷紗の端を袋折りして、所々を釣り糸で結び、ポリロープを通して取り付けたよ。
↑ 寒冷紗
お疲れ気味トマトの養液のphを調べてみると、phダウン剤を入れてないのにもかかわらずかなり酸性になっている。
これは成長が止まっているせいもあるが、養液中に溜まった老廃物が腐敗することでも酸性になるらしいので、養液が腐ってきているのかもしれないぞ?
とりあえず真ん中のサントリーシュガーミニのみ、養液を全入れ替えしてみて様子をみることにしたよ。
入れ替えた養液には、薄め(1000倍希釈)の液肥を加えることにした。
何故なら、気温が暑すぎて成長が遅いからだよ。
8月中旬
ガビーン、ついに一番弱っていたトマト’(サントリー純あま)が再起不能になったようだ。
原因はミスト散水の水が水槽に入って来てしまい、水位が満タンになり、エアーリフトがうまく機能せず、酸欠になったものと思われる。
生ぬるい養液には少し腐敗臭がある。
↑ 2020.8月中旬
サントリー純あまはもう見捨てることにして、右端のサントリーシュガーミニについても、再起不能になる前に、養液を全部入れ替えることにした。
↑ 2020.8月中旬
まだ夏の暑さは続いているが、4日前に全部入れ替えをした真ん中のサントリーシュガーミニには既に復活の兆しが見えてきた。
もう少し早いタイミングで全部入れ替えすればよかったかな。
今思えば先端の葉に塩が吹いたような症状が現れたときに入れ替えすべきだったのだろう。
やれることはすべてやったので、あとはこの異常に暑い夏を乗り切ってくれることを祈るしかない。