地植えイチジク
地植えのイチジクにも今年はやっと実がつきそう。
同じ時期に挿し木で始めた鉢植えイチジクよりも、2年遅れとなった。
↑ 地植えイチジク着果 2019.6.4
何故地植えの方が着果しにくいのか?
地植えのイチジクは、鉢植えのものより背も高く、葉っぱの大きさも倍ぐらいあるのに、何故着果が遅れたのだろう?
原因1
植物は、生育環境が良すぎると、子孫を残すための花を咲かせようとしなくなるという。
地植えした場所は、1メートルぐらいの大穴を掘って、土壌改良していたので、根を自由に張れたはずで、そのためある程度根が張りきるまでは着果しにくかったのかもしれないな。
原因2
もう1つ考えられる原因は、日当たり。
地植えの場所は北側で、冬場はほとんど日が当たらない。
夏場でも盆の時期で、6時から8時半までと、正午の12時半~1時半と、夕方3時以降に日が当たる場所だ。(ちなみに夏至は、1日中日当たりがあった。)
この2年ぐらいは、やっぱり日陰じゃ着果しないのだろうかと思いつつも、イチジクの木そのものはグングン成長するので、原因が分からず半分放置していたんだ。
「イチジクの背が高くなれば、日当たり時間が2時間ぐらいは長くなるので、着果するのでは?」と楽観していたところ、予想どおりの結果となったよ。
日の当たりやすい上部は、葉が大きく着果もしているので、やっぱり日当たりが原因なのかと思ったが、下の方の枝にも着果が認めれたので、生育環境が良すぎたためともいえるかもしれないな。
↑地植えのイチジク。(品種 ロンドボルドー) 日光を当てるために、背を高くしてある。2019.6.9
家庭菜園では、周辺の環境に制約が多いため、臨機応変にその場所にあった樹形に整えることが、重要なことなのかもしれない。
鉢植えイチジク
イチジクは、今まで育てたどんな果樹より簡単に思えるよ。
早春にイチジクの先っぽをカットしたものを、鹿沼土に挿し木して、住友液肥2号を与え、ケイ酸カルシウムを少々巻いて放置していたら、春には芽が出てきた。
夏場は、毎日の水やりのあとに時々液肥をやるだけで、グングン成長し、次の年の秋にはもう収穫できた。
しかも、店で売っているイチジクの何倍も濃厚で甘いやつができてしまったんだ。
これならマンションでも、半日陰でも栽培可能じゃないかな。
↑ 地植えイチジクと同じ時期に挿し木で始めた鉢植えイチジク (品種 バナーネ) 2019.6.4
↑ 同上イチジクの着果の様子 2019.6.4
↑ 土は鹿沼土のみ、ケイ酸カルシウムを少し巻いてある。2019.6.4
下の写真は、別のイチジク(ロンドボルドー)で、これも永田農法で鉢植え栽培中だよ。
お隣さんとの目隠しを兼ねているのと、庭木の陰になる場所なので、地植えイチジクと同様、少し背を高めにしてある。
↑もう一つの鉢植えイチジク (品種:ロンドボルドー) 2019.6.9