レモン栽培⑤ 剪定、早春の枝
2020.2月中旬
レモンの剪定
レモンの剪定時期は、3月初旬ごろといわれているが、少し早めに剪定することにした。
剪定といっても、たま吉のレモンの木はまだそんなに大きくないので、昨年生えた徒長枝を数本カットするだけだ。
徒長枝は、無駄に勢いよく伸びて養分を消費し、花が咲かない、つまり実がつかない枝だ。
徒長枝になる枝は、春に生えてくる枝以外、つまり夏や秋に生えてきた枝で、これらの枝は、芽吹いたときにすぐ摘み取ってしまえばいいのだけれど、あえて残しておいた理由は、春一番の枝に少し遅れて出てきた枝だったので、ひょっとしたら来年花が咲く枝かも?と思ったからであったが、結局ぐんぐん伸びて徒長枝になってしまったのだった。
結論として春一番に出てくる枝以外は全て徒長枝とみなしていいということが分かったよ。
徒長枝の剪定については、ブログの「レモン栽培②」その6 でも書いたように、「25㎝以上の長い枝は先端1/3をカット」を実行する。
徒長枝の先端1/3をカットしておけば、花芽のつきやすい短い脇枝が、その枝の脇から出やすくなるんだ。
また、「40㎝以上の長さになっている場合は、枝ごと分岐のところでカット」も実行するよ。
2020.4月下旬
今年の春枝
剪定後しばらくすると春枝がいっせいに生えてきた。
今年の春一番に生えた枝に、来年花が咲き実がつくので 春枝は大切だよ。
ブドウの木に養分を吸収されて葉が黄色くなってしまい今年もあまり元気のないレモンの木だったが、去年の春よりは少し状況はマシで、数か所に花がついている。
今年はあまり期待はしていないが、2、3個収穫できたらいいかな。
2020.5月初旬
黄色い葉の除去
カイガラムシがまた増えてきたので、昨年の経験を活かし、黄色くなった葉は全て落とし、今春に生えた新葉のみにすることにしたよ。
なぜなら、黄色くなった葉の裏には、ダニやカイガラムシの卵の様なものがいっぱい付着ししていて、害虫や病気の原因になるからだ。
また不要な黄色い葉を落とすことで、新葉の春枝に日光が当たりやすくなる。
↑黄色い葉除去前
↑黄色い葉除去後
剪定後のわき枝の状況
今年の2月に先端1/3をカットした徒長枝には、ちょうどいい長さの春枝が生えてきたよ。