バイクハンドルカバーの改造
改造で使いやすくなったコミネ(KOMINE)
バイクハンドルカバーの定番と言えばコミネのこれ ↓ ほとんどの人が装着しているね。
たま吉も、上記の商品を原付バイク YAMAHA JOG(SA39J) に取り付けて使っていたんだけど、気になる点があったので改良してみたよ。
結果的にすごく使いやすくなったので紹介しておこう。
気になっていたのは下記の2点。
① アクセルを離してもすぐに戻らない時がある。
② 左にウインカーを出すときに操作できない時がある。
気になる点 ① について
コミネハンドルカバーAK-021 には下の写真のようにブレーキとハンドルに差し込むための穴が空いているので、このまま差し込んでヒモで固定すれば簡単装着できるようになっている。
ハンドルに差し込む穴は、風が侵入しないようにハンドルに程よくフィットするような径になっているが、ハンドルグリップは滑りにくい素材であるがゆえに、アクセルから手を離したとき、摩擦によって柔らかいハンドルカバーの生地が巻き付いて、アクセルが戻りきらず焦ることがある。
↑ 装着はこんな感じで差し込むだけ。(ウインカー側)
↑ 通常の装着方法(アクセル側)
↑ 摩擦のイメージ
気になる点② について
ウインカー操作はハンドルカバー越しに出来るようなっているが、左に黄色いスイッチ(ウインカー)を動かすときに、ハンドルカバーと手袋の厚みでスイッチを少し押し付けてしまうので、スイッチがひっかかり左に動かなくなることがあった。
改造 第1案
そこでまず「①アクセルを離してもすぐに戻らない時がある。」を解決するため、アクセル側の穴をバカ穴にして、アクセルハンドルに巻き付かないように工夫してみたのである。
下の写真は、アクセルハンドルより少し大きめの筒状のプラスチック(廃材)を、カバーに差し込み内側をビニールテープ固定しただけのものである。
↑ ビニールテープで筒を固定 (ハンドルカバー内側)
第一段の改造でアクセルが戻らなくなることはほぼ無くなったが、筒を差し込んだせいでアクセルハンドルの端を握らざるを得なくなった。
これはこれで、しばらく使用していたが、厳冬期になって手袋とハンドルカバーを併用するようになると、気になる点 ②「左にウインカーを出すときに操作できない時がある。」がますます顕著になってきたのである。
改造 第2案
そこで、下の写真の矢印のところまで、ハンドルカバーを差し込むことができれば、気になる点①,②共に解決できるのではないか?と考えた。
ハンドルカバーの大きさとハンドルの長さを比較すると、十分収まりそうである。
すぐにやってみることにした。
まずバックミラーが邪魔になるので取り外す。
矢印の位置までハンドルカバーを差し込むには、穴を広げる必要があるが、とりあえずハンドル穴とブレーキレバー穴の間をまっすぐカットしてみた。
差し込んでみたところ、すごくフィット、サイズもぴったしで、ハンドルカバーのカットした部分も、車体の中に隠れるように収まっていて、操作もしやすく、どこにも違和感がない。
まるで最初からこうして取り付けるために作られたかのようなのである。
これがコミネが売れている理由なのかもしれない。
↑ 大きさもぴったし
次に、バックミラーのところに穴を開ける。
たま吉はドライバーで、ほじくって簡単に穴を作ったが、アバウトな位置にしてしまったため少し後悔、ハンドルカバーに手を通して一番最適な位置を決めてから開けるのが正解だね。
アクセル側は、アクセルワイヤーがあるため、ハンドルカバーを深く差し込むと隙間ができてしまうので、スポンジ等を詰めておく。
両側とも装着したら最後に、車体とハンドルカバーの隙間を無くすためビニールテープで数周回巻き付ける。
少しでも隙間があると、風が入ってくるので、ハンドルカバーの効果が半減してしまうからだ。
テープで巻くのは少しかっこ悪い気がするけど、ハンドルカバーのひも通しの部分がテープにかぶさるので、前方からはテープは隠れて見えないようになっている。
テープでしっかり固定すると、手袋を付けたままハンドルカバーに手を突っ込むときにハンドルカバーが逃げなくなる利点もある。
完成
おまけ
ブレーキレバーが冷たいので、これも対策をしてみた。
ブレーキレバーに取り付ける専用のものを買ってもいいけど、たま吉はテニス用のグリップテープを沢山持っていたので、これを巻いてみたところ冷たさは無くなったよ。
↑ テニスグリップテープをブレーキレバーに巻いてみた。