たまちゃんの裏庭道楽

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車いじり素人がマツダCX-3にTVキャンセラーを取り付けてみた

 

マツダCX3にTVキャンセラーを取り付ける理由

 最近の車は、走行中にテレビ視聴やナビゲーションシステムの操作ができないようになっている。

 運転者が走行中にナビを操作するのは危険であるのは理解しているが、助手席の同乗者もナビ操作やTV視聴ができないのでは、30万円近い費用をかけて取り付けているナビの利便性がほとんどなくなってしまうことになる。

 10年ほど前であれば、車購入時にディーラーに頼んでおけば、走行中でもでテレビ視聴やナビ操作ができるようにしてもらえたが、最近はディーラーではそのような要求に応じないようだ。

 そうなるとオートバックス等でやってもらうか、自分でやるしかないだろう。

 マツダCX3の場合、マツダコネクトというシステムに、走行中においても「走行中でないよ」と思い込ませる装置を取り付けることによって、走行中でも、ナビ操作やTV視聴ができるようになる。

 そのような装置は、ネット検索すると数種類はある。

 今回はその中でも、詳しい商品説明が信頼できそうな、

CX-3(DK系)用TVキャンセラー マツダコネクト対応型走行中TVが観れる&ナビ操作できるキット TV View For NAVI

を購入し、DIY取り付けに挑戦してみることにした。

 なお、たま吉は一度だけカーオーディオを交換したことはあるが、車いじりはほぼ素人なので、事前にネットで取り付け方を調べてから、商品を購入し慎重に作業を進めることにした。

 実際に作業してみて、難しかったところや、後でこうすれば良かったかなと思うところがあったので、これから取り付ける人のためにブログに載せることにしたよ。

 

 

届いた商品

 届いた商品を開封すると。

 中には、解りやすい配線図や、写真付きの取付手順書が入っている。

 写真は少し小さいので分かりにくいが、このブログで手順を詳しく説明します。

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作業手順

取り付け前

 TVキャンセラーはマツダコネクトにコネクタで取り付けるのですが、マツダコネクトはモニターと一体となって、モニターの後方下部にくっついており、パネルの中で鎮座しています。

 これから作業をすすめていくが、作業は助手席側に座った方がやりやすいぞ。

 

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 養生作業  

  まずモニタの前のパネルを外すので、パネルが傷つかないように養生テープを貼る。

 商品に養生テープも付属しているが、幅が狭いので、たま吉はたまたまあった塗装用の養生テープを使用したよ。

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 前面パネルの取り外し(パネルはがしが差さらない?)

 パネルの取り外しは、パネルの隙間にヘラのようなものを差し込んで、テコの原理で持ち上げれば取れるだろうか?

 会社の同僚に借りた「エーモンの内張はがし(下の写真の青いやつ)」を隙間に差し込もうとするが、隙間が狭すぎて全く差し込めない。

 他のネット解説でもパネルはがしで外しているようなのだが、隙間が相当狭いので一体どうやって、プラスチック製のパネルはがしを差し込めたのか疑問である。

 どうしよう?

 家にある物で、隙間に差し込めそうで、なおかつ折れない物といえば、極細マイナスドライバーぐらいである。

 だけど金属製なので無理やりこじると傷がつくかもしれない。

 それでも、養生テープをしっかり貼ってあるので、何とかなるかなと思い、とにかくやってみることにした。

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 角に少し差し込んでテコの原理で持ち上げると、手前のパネルは軽く浮いてきたので、しめたもんだ!

 あとは慎重に手で持ち上げれば、簡単に外すことができた。

 

   パネルの裏には下の写真のような爪がついていたよ。

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 マツダコネクト固定ボルトの取り外し

次は、下の写真の2か所のボルトを、ラチェットで外すよ。

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 結構強めに締め付けられていたようで、パッキという音とともにボルトが緩んだ。

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モニターの 後ろ側パネルの取り外し

 今度は、モニタの後ろ側のパネルをはがしていくよ。

 養生テープを入念に張り付けて、パネルの角に極細マイナスドライバーを軽く差し込んで、テコの原理で軽く力をかけてみた。

 うっ、動かない。

 こいつは結構手ごわいぞ。 f:id:tamakich-DIY:20191208000252j:plain

 

  軽く差し込むだけではパネルが浮きそうにないので、養生テープも貼ってあることだし、思い切って1センチぐらい深く差し込んで、テコの原理を働かせてみたところ、ようやく少しパネルの端が浮き上がった。

 一か所でも浮き上がれば、後はエーモンのパネルはがしでも、指先でも何でも使って、パネルは簡単にはがすことができる。

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 後ろ側のパネルの裏側には、御覧のとおりたくさんの爪がついているので、傷つけることなく持ち上げるかなり難しいだろう。

(これについては、最後に反省点を記載してます。)

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 後ろ側パネルをはがしたところ。

 下の写真で、放熱フィンがついている金属の箱が、マツダコネクト。

 今度はこれを取り出さなければならない。

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マツダコネクトの取り外し

  取り外し作業にかかる前に、取り出したマツダコネクトの置き場所や、モニター画面、傷つきやすそうな合皮内装部分なども、大げさなぐらい養生範囲を広くすることにした。

 作業が進んでいくと、慎重さが欠けていき、いつの間にかどこかを傷つけるかもしれないからだ。

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 このマツダコネクトは、持ち上げて外すらしいが、どうすればいいのだろう?

 試しにモニタを引っ張てみたが、持ち上がりそうにない。っていうか無理やり持ち上げるとモニターがつぶれそう。

 マツダコネクト本体は、底に付いている白い爪で引っかかっているということらしいが、爪はどこにあるのだろうか?

 モニターの下の方を懐中電灯で照らしてみると、確かに奥の方に白い爪のようなものが2か所見えた。

 この爪を押しながら持ち上げれば無理なく持ち上がるかもしれないと思い、マイナスドライバーで白い部分を押し込みながら、エーモンのヘラで、テコの原理でモニターを浮かせようとしたが、これでも動く気配がない。

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   こいつも、手ごわいのかな?

 今度は、モニター後側のパネル取り外し後の開口部から手を差し込み、金属製のマツダコネクト本体の底部まで手を差し込み持ち上げてみる。

 すると、ボコッと比較的簡単に持ち上げることができたぞ。

 手が届かない人は、下の写真のようにヘラをひっかけて持ち上げてもいいだろう。

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本体を引っ張り出したところ。

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マツダコネクトのコネクタ取り外し

 今度は、TVキャンセラーを接続するため、マツダコネクトから丸で囲ったコネクタを取り外す。

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 コネクタの外し方は、コネクタの上部の薄い板のところを押すと爪が解放されるので、それを押しながら、コネクタの側面をラジオペンチでつかみ、つかんだままマツダコネクト本体にラジオペンチの腹を当てて、そこを支点にしてテコの原理でクイッと動かせば簡単に抜けるぞ。

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   ここまでくれば一安心。

 マツダコネクト本体の下側は下の写真のように結構空間があるので、ケーブルは簡単に収まりそうだ。

 またここから下のダッシュボードの方へも、簡単に配線が通せそうな空間がある。

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 TVキャンセラーの取り付け

 早速、TVキャンセラーを取り付けていこう。

 配線は、下の写真のとおり簡単な構成で、先ほど外したコネクタとマツダコネクト本体との間に、TVキャンセラーが割り込んでくるだけだ。

 間違っているとコネクタが差さらないので、どうやっても間違いようがない。

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 先ほど外したコネクタ(オス)に、TVキャンセラーのコネクタ(メス)を差し込んだところ ↓

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 次にTVキャンセラーのコネクタ(オス)を、マツダコネクト本体に差し込んだら接続作業は終了。

 

 今度は、TVキャンセラー本体と解除スイッチを、マツダコネクトの下側に落とし込み、しかるべき場所に取り付けていこう。

  TVキャンセラー本体は、普段さわる必要がないのでどこに置いても構わない。

 たま吉の場合は、下の写真の場所に両面テープでくっつけることにしたよ。

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 TVキャンセラーの機能を解除するスイッチは、運転席側から操作する方が便利そうなので、ハンドルの根本付近に取り付けることにする。

 この作業は、スイッチをハンドルの根本から取り出そうと、パネルの内側に垂らしていったところ、スイッチが引っ掛かってうまく通せなかったので、先に適当な電線を通してから、その電線にスイッチを巻き付けて引っ張って通したよ。 

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スイッチは両面テープがついているので、くっつけるだけ。

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 動作確認

 あとは元のとおり戻していくのだが、マツダコネクトをボルトで固定したあと、苦労して外したパネルを取り付ける前に、念のため動作確認をしておこう。

 エンジンをかけて、テレビが映る状態にして、パーキングブレーキをオフにすると、通常はテレビが見れなくなるが、TVキャンセラーのスイッチONにして、テレビが映っていれば動作確認はOKだ。

 

最後に

 最後に外したパネルをはめて、養生テープをはがしたところ、後ろ側パネルに少し傷がついていることが判明した。

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 養生テープは張っていたけど、金属の極細マイナスドライバーを深く差し込む必要があったため傷がついてしまったのだろう。

 またこのパネルは、プラスチック製だが、ゴムのような柔らかい素材であるため、ちょっとしたことでも傷がついてしまうようだ。

 他にもっといい方法はなかったのだろうか?

 少し考えてみた。

 パネルの隙間が細すぎるので、へらで持ち上げようとするなら、おそらく1㎜以下の薄さのへらが必要で、プラスチック製のヘラでそんな薄いものは存在しないのではないだろうか。

 身近な物を使用することを考えた場合、ゼムクリップを伸ばして、先端の5㎜程をペンチで小さくL字に折り曲げ(極細六角レンチでもいいかも)、そいつを隙間に2か所ぐらいに差し込んで90度回転させて、ペンチでつかんで引っ張り上げる方法はどうだろう。