足元灯付きコンセントの取付け方
冬場の早朝、暗闇の中で寝ぼけたまま照明のスイッチを手探りするのが不便だったので、足元灯を設置してみることにした。
足元灯の点灯方式は主に次の2つにわかれる。
① 暗いときだけ点灯し続けるタイプ
② 暗いときだけ、人の動きに反応して一定時間だけ点灯する人感センサータイプ
その他付加機能として、緊急時に取り外して懐中電灯代わりになるものや、停電や地震で自動点灯するもの、充電式でどこでも設置できるもの等がある。
今回たま吉が購入したものは、人感センサーが付いてない上記①のタイプ。
「KOIZUMI コイズミ照明 フットライト ABE545450」
人感センサーの機能はセンサーに近づくまでが暗いことや、夜中にごそごそ動くのが他人に気づかれてしまうので不採用とした。
この足元灯は、既設コンセントを取り外して設置するので、足元灯が壁からでっぱらずスタイリッシュ、またコンセントも一つ付いているので、コンセントがそのまま使える。
LEDは下向きに付いているので、足元だけを照らし、必要以上に明るくならないのがいい。
消費電力はわずか0.3Wなので、毎日夜間連続点灯させても年間わずか30円ぐらい。
ただしこの足元灯の取り付けにはちょっとした工事が必要になるが、簡単な作業なので紹介するよ。
取り付け方
① ブレーカーを切る。
まず取り外す既設コンセントに電気を送っている分電盤のブレーカーを切ります。
(この盤では緑が切れた状態)
どのブレーカーかわからない場合は、コンセントに携帯電話の充電器等を差し込み作動しなくなったことを確認してね。
②既設コンセントを取り外す。
まずコンセントカバーをマイナスドライバーでめくるとパカッと外れます。
次に鉄枠を固定している上下のネジを取り外します。
コンセントを引っ張り出します。
③電線を取り外す。
電線は差し込まれているだけですが、爪が引っかかって抜けない仕組みになっているので、下の写真のとおり細長い穴にマイナスドライバーを突き刺して、中の白い突起を引っ込めながら電線を引き抜きます。
白い爪は下の写真のとおりです。(右側は取り付ける足元灯付きコンセント)
④電線の確認
電線が白黒のペアの1つだけの場合は特に問題ありませんが、下の写真のように2ペア以上ある場合は、このコンセントから別のコンセントに電源を送っているので、黒同士、白同士がつながっている必要があります。
既設コンセントに電線が差し込まれているときは、コンセントの中で黒同士、白同士がつながっていましたが、今回取り付ける足元灯付きコンセントは差し込む穴が1ペアしか差し込めないので、下の写真のように別のところで電線をつないでやる必要があります。
⑤電線同士をつなげる。(電線が2ペア以上ある場合)
コンセントに使われる電線は、ほぼVVFケーブルの2.0mm2が使われています。
電線の長さが足らない場合は、ホームセンターで購入してください。
電線同士をつなぐには、下の写真のように電線の被覆をむいて、リングスリーブと圧着工具を使って圧着接続します。
圧着接続しない場合は、細い銅線等で電線同士を巻き付けて、はんだ付けでつなぐという手もあります。
絶対にやってはいけないことは電線同士をねじっただけでつなぐことで、接触抵抗が大きくなり発熱して火事になる恐れが高いです。(漏電ブレーカーでも検知できません。)
⑥電線の導電部分に絶縁テープを巻く
電線同士をつないだら、導電部分に電気絶縁用ビニルテープを巻きます。
当然ですが、電気が活きているときに白電線と黒電線の導電部分が接触するとショートしますし、導電部分が建屋の金属部に触れたりすると漏電ブレーカーが作動しますので、下の写真のようにしっかりビニルテープを巻いておきましょう。
⑦足元灯に電線を差し込む
電線の皮を12mmほどむいて、足元灯コンセントに差し込みます。
このとき白線はWと書いてある方に差し込みます。
⑧足元灯コンセントを取り付ける
電線を壁の中に押し込んで、コンセントを元の位置に取り付けます。
コンセントのサイズは決まっているので、何の問題もなく取り付けできます。
⑨完成
点灯状態です。
電球色ですね、丁度いい明るさです。
LEDは下向きに点灯し、斜めの反射板に当たってわずか0.3Wの電力で床だけを広く照らしています。
これなら風呂上りに半裸で歩いても、外の人からは見えないぐらいの明るさでしょう。